HF

メディカルアフェアーズ(MA)の中で、急性期・病院製品領域(ACH)のメディカルサイエンスリエゾン(MSL)に所属、7名のMSLと共に日々業務を遂行しています。私自身の役割は①MSL業務マネージメント②スタッフマネージメントの2軸です。
MSLは開発品の円滑な上市準備と市販後の適正使用を推進するために、メディカルアドバイザーが策定するMA活動計画(CMAP)に基づき、その実行を担います。現在ACHには①細菌②真菌・サイトメガロウイルス③HIVの3チームがあります。各MSLは担当製品、その疾患領域において、Scientific Leaders(SLs)や専門医と科学的なディスカッションを実施し、そこから知見を収集・分析、領域におけるアンメットメディカルニーズを見出すことが主たる活動となります。
そうした日々の活動から得られたニーズを関連部署に随時共有、提案してゆくことで、次なるCMAP策定に寄与したり、MA、開発部門と連携し新規Data Generationに関する企画・実行をしたり、ここ数年では製品の適正使用を目指したMedical Educationというイベント企画、その実行をリードする等、MSLの担う役割、業務は非常に多岐にわたります。
私自身は各業務進捗を見ながら、必要に応じてチームへ提案、時に軌道修正を図り、また日々関連部署と密にコミュニケーションを重ねてゆくことで、チームがスムーズかつタイムリーに業務を遂行できるよう注力しています。優秀な方たちばかりですが、より個々の能力を引き出し、パフォーマンスを発揮できるチーム作り、目標を共有しチームとしていかにタイムリーに成果を出すか、管理職として日々奮闘しています。<639文字>

自社の強みや面白さ

What do you think are some of the company's strengths and what do you interesting about the company
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やはりMSDで働く人々こそが強み、でしょうか。皆さん柔軟かつプロフェッショナルに状況、変化に対応してゆく姿勢、いつのときも変化に強い、そう感じています。すべての患者さんの未来をすこやかにするために、サイエンスと医療の最前線にたつ。その共通ゴールが息づいているからこそかもしれません。
また2019年に部門ごとに共通の専門性を持った人員によって構成される従来型の組織に加え、業務ごとに部門横断的な人員を組み込む「アジャイル組織」が一部導入、2020年には大規模に導入されました。MSLチームとしては業務の性質上、直接的にアジャイル組織との関わりはありませんが、プロジェクト企画、立案には学ぶべき手法、考え方も多々あると感じています。そうした過程を通して、社員のマインドセットや行動に変化があり、組織が更に成長してゆく過程が垣間見えたように思います。
これからの10年後を見据えることはもちろん、数年後の医療環境の変化を予測することすら簡単ではありません。そうした中、今できることを、とあらゆる角度から変化に強い人、組織づくりを日々試行錯誤、実践してゆくリーダーが数多くいる組織の一員でいられることに、成長の機会と面白さを感じています。

難しさや必要な能力

Please explain about some of the challenges you have faced and the capabilities needed for the job
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やはりチームで仕事をするからこその気づきがあり、仕事が加速してゆく面白さ、醍醐味があると共に、複数の人と人が関わるからこその難しさもまたあると思います。立場によっても捉え方、視点が異なり、意見がまとまらない、意見をしにくい、そもそも共通ゴールがしっかり共有できていない状況、相互理解が足りないなど、大小あれど日々直面します。 これまで実際のリーダーたちがどう対処してゆくのか、その姿をみせてもらうなかで、リーダーシップには大別して①ビジョンを示しリードする実行力、②場を整える調整力、③人と向き合う対話力、④人との関係性をメンテナンスするための観察力があるのではと気づかされました。4つの力を相手や状況に合わせて臨機応変に使い分け、いかにチームとの緻密な協力体制を作ってゆくか、そうした能力が求められていると感じます。ただいつのときも誠実な姿勢と相手への想像力、信頼関係が必要と個人的には考えます。
今は仕事において「時間」や「量」よりも、「質」や「効率性」も求められている中、日々何のために、何をどうするか考え続けるとともに、必要とされる能力をいかに培ってゆくのか、私自身も日々試行錯誤、修行中です。

一日の流れ

Please tell us about your normal day routine
5:30​​​​​​​
起床・準備
6:00~6:30
メール・スケジュール確認
7:00
家族と朝食
8:45
幼稚園見送り
9:00~9:15
出勤もしくは在宅勤務スタート
9:00~10:00
メール対応、自身の担当業務を実施
10:00~11:00​​​​​​​
ミーティング①
11:00~11:30
ミーティング②
11:30~12:00
プロジェクト進捗確認、適宜フォローアップ
12:00~13:00
昼食
13:00~14:00
ミーティング③
14:00~14:30
会議の資料作成
14:30~15:15
幼稚園お迎え*
15:30~17:00
ミーティング④⑤
17:00~18:30
自身の担当業務を実施、メール対応
18:30
業務終了
21:00~22:00
グローバルチームとのミーティングやトレーニング等*
基本は主人担当。在宅勤務時は週2回自身が実施
月に3回程度

キャリアステップ

Please explain about your career steps

まず私自身の経歴について触れさせてください。もともと薬学出身で、博士号取得後は、米国大学研究機関で約4年研究をしていました。帰国後は理化学研究所研究員を経て、ドイツの研究用試薬・体外診断薬会社に転職、学術/マーケティングを担当しました。その後、希少性疾病用医薬品を扱うアメリカの製薬会社にてMSL/MSLマネージャー職に従事した経緯があります。
双子妊娠をきっかけに、結果として約3年仕事を完全にオフにしていましたが、社会復帰の機会をいただき、MSDで1年3ヶ月のメディカルインフォメーション業務経験を経て、この度MSLチームに異動となりました。
10年前はもちろん、正直1年前ですら自分の現在を、キャリアステップを明確に想像することはできていませんでした。ただこれまでのキャリアを振り返ると、いつのときも手を差し伸べ、導いてくださったキーパーソンとなる方々がいたことに気づきます。
ひとつ自分の心持ちとして挙げられるのは、目の前のことにできる限りの力を尽くす。いつも周りに助けていただくばかりですが、そうすることで出会いがあり、新たな展開が生まれ、その連鎖によってキャリアが開けてきたように思います。
今まで以上に取り巻く社会環境は刻々と変化してゆくなかで、数年後を見据えてゆくことも簡単なことではなく、だからこそどんな役割も、変化も真摯に受け止め、自分にできることは何か、自分が変われることはないか、と問い続けてゆくことでキャリアステップがみえてくることもあるのかなと個人的に感じています。

MSDの印象は?

What is your impression of MSD?

感染症領域での新薬開発に取り組む企業にも限りがあり、そうしたなかでMSDの存在は感染症に携わる先生方にとって大きく、期待されている印象があります。それはひとえにMSDが感染症領域でいつのときも真摯に活動を積み重ねてきたからこそ、と思います。
また一社員としては、社員一人ひとりが当たり前に尊重され、個々が持つ力とその個性が最大限発揮できる環境づくりをし、さらにそのブラッシュアップに注力している印象があり、本気度を感じます。そのためにもいつでも社員の声をきく、ニーズを引き出す、サポートする、そうした姿勢が随所に見受けられます。それが自然と個々の社員のなかにも浸透しているように感じます。
実際当時2歳の息子たちを育てながら、フルタイムで復帰をすることに不安を覚えたものですが、どんなときも寄り添い、サポートし続けてくれた当時の上司やチームメンバーには感謝しかありません。現在の上司も、仕事と子育ての両輪の日々だからこそ、むしろ管理職になることで、自分の仕事や時間管理がよりしやすくなり、家族との時間も確保できるのでは、と提案してくれました。
最後になりますが、MSDの魅力といえば、ともかく人のよさ、につきます。皆さんの温かい人柄かつ真摯でプロフェッショナルな仕事への姿勢は社内全体の雰囲気にもつながっていると思います。いつのときも変化に適応し、更なる進化をみせてゆくMSDの今後が楽しみです。

仕事のやりがいは?

 Please explain about the part of job you feel most rewarding
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やりがいは誰かに与えられるものではなく、自分自身で作り出してゆくもの、と以前何かで読んだことがあります。そのためにはささやかでも自分で小さな目標を設定し、今より一歩だけ進むにはと工夫し、小さな達成感を積み重ねてゆくことで、仕事のやりがいを感じるよう習慣づけることもできるのかもしれない、と思います。
そうした日々を重ねてゆくと、また新たにこの仕事を任せたい、と新しいステージへの挑戦機会をふいにいただくことがあります。期待と信頼をよせてくれたことへの嬉しさ、これまでの自分の仕事や姿勢を認めてもらえたようで、やりがいの好循環につながってゆきます。 自分がこれまでそうして仕事のモチベーションを維持できているのも、上司のおかげと思います。今度は私がチームひとりひとりにお返ししてゆきたい、それもまた新たにうまれた今のやりがいです。

人材育成については?

 Tell us about some of the talent development opportunities
provided by the company?


次世代のリーダー育成プロジェクトや、マーケティング戦略、ビジネスプラン策定、プロジェクトマネジメント、リーダーシップなどを体系的に学べるオンライン学習プログラムも潤沢に用意されており、会社として人材育成に注力していることがうかがえます。
残念ながら現時点では人材育成にまつわるオンライン学習プログラムの利用は私自身できていませんが、近々グローバルチーム主導のMSLマネージャーリーダーシップトレーニングに参加予定です。学びたい者、学ぶべき者には機会が用意され、手が差し伸べられている。非常に恵まれた環境にある、そう感じています。

チャレンジできる環境?

Is the environment at MSD Challenging?
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はい、まさしくそうだと思います。MSDには「Ways of Working」という働き方の考え方として①抱え込みから共有へ②管理から権限移譲へ③計画重視から試行錯誤へ④教わるから自ら学ぶへ⑤サイロから連携へ、の5つがあります。まさに②や③からも仕事をまかせてくれる、試行錯誤ができること環境が浸透しているからも、チャレンジさせてくれる環境にあると考えます。実際にチャレンジし、その結果インパクトがあったとされるものには、チームや個人にAwardや同僚、上司からのフィードバックが届けられることもあり、活動を認識し、評価するシステムまで準備されています。さらにチャレンジを続けてゆける仕組み、社員のモチベーションにも注力してくれているように思います。

現在の目標、チャレンジしたいこと

Current Goals and things you would like to challenge
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現在の職務に邁進することこそが日々チャレンジではありますが、ゆくゆくは部署や部門、国を超えて、グローバルチームとも連携したプロジェクトの立案、実行といった経験も積み重ねてゆきたいです。そうした場に身を置いて経験、実感することで、新たなアイディアも見つける足掛かりになると考えます。そうした経験の積み重ねがひいてはチーム、組織にもいい影響、何かきっかけを渡せる存在となることにつながるのではと、目標のひとつに掲げています。
またプライベートでのチャレンジとなりますが、以前のようにまたフルマラソンを走れるよう、体づくりを復活したいです。

入社を決めた理由

 Reasons for joining the company

面接時にお会いした方々は合計7名になるかと思いますが、皆さんとてもスマートで物腰柔らか、一番はチームの連携のよさも垣間見え、そうした雰囲気の中、一緒にお仕事させて貰えたら、と直感で決めました。結果、実際にお会いした方々皆さんとお仕事をするなかで、その直感が正しかったことを実感しています。
また実際面接時に、仕事より子供たちを優先せざるを得ない状況も当然想定されうることで、それは申し訳ないことではなく、子育てとの両立のなかで気づきもあり、そこからむしろ提案、情報共有もしていってください、と前向きなコメントをくださりました。そうした言葉からも、多様性への理解が浸透していること、むしろそれが活かされる環境にあることを感じ、入社を決めた次第です。

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