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私はFinancial decision support specialistsに所属しており、文字通り、ビジネスリーダーに対して、意思決定に資する財務分析を提供するのが仕事です。
入社当時は事業開発・アライアンスマネジメントのファイナンス担当で、新規事業開発案件の財務アセスメントを中心に仕事しておりました。ビジネス部門の協力を得ながら、検討中案件の売上・収益性・事業価値を分析して、財務視点からの契約書レビューを行い、案件の初期段階から契約締結までフォローしていました。一気通貫で事業開発案件をサポートでき、会社へのインパクトが大きい案件も担当していたため、非常に達成感がある仕事でした。
今年から担当が変わり、オンコロジー部門のビジネスパートナーをしております。予算策定、着地見込み作成、実績を予算・過去と比較し、差異理由を明らかにして改善につなげる、といった業務をしております。日々売上数字を追いかけながら、マーケティング部門に数字の裏にある卸や病院の動向をヒアリングして分析しますので、ビジネスの現場に近く、ダイナミックな仕事だと感じております。

自社の強みや面白さ

What do you think are some of the company's strengths and what do you interesting about the company
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MSDはグローバルでトップレベルの新薬メーカーで、強い研究開発力があります。画期的な新薬を数多く世の中に送り出すことによって、患者さんの治療や人々の健康に貢献していることに、社員として誇りを持っております。
医療に貢献したい思いで働く社員の多さと、その思いの強さは、MSD最大の強みではないかと思います。

難しさや必要な能力

Please explain about some of the challenges you have faced and the capabilities needed for the job
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Financial decision support specialistsの仕事には、ハードスキルとソフトスキルのどちらが欠けてもできません。
ハードスキルとして、数字を精査して、パフォーマンスが良かった・悪かった理由を分析できる能力が必須です。ただ、それだけでは足りなくて、ステークホルダーから分析に役立つ情報を引き出したり、分析結果を関係者に説明したり、行動を促したりするには、仮説ベースの質問力や、伝えるために粘り強く表現を工夫するといったコミュニケーション能力が大変重要で、私自身がもっと磨かないといけない部分だと思っております。
また、近年は世の中でデータアナリティクス分野の進化と普及が目覚ましく、こういった先端技術を業務に取り入れることで省力化を図ったり、より深い分析を実現したりする可能性を感じております。知識と経験をつけないといけないと痛感しております。
難しさを挙げるなら、マクロとミクロの視点の切り替えです。分析作業をしていると、ついつい細かい点ばかり注目してしまいます。しかし、マネジメントレベルの方に伝えるときに、雑多な情報を整理して、重要なポイントをピックアップして伝えないと伝わりにくいです。この情報のスリム化はチャレンジングですが、面白い部分でもあります。

一日の流れ

Please tell us about your normal day routine
Financial decision support specialistsは一日の流れよりも、季節的ルーティンが顕著です。 月初には前月の売上や費用実績を分析し、ビジネスリーダーに報告し、要改善の点があれば、実行プランや今後の見通しについてもディスカッションします。月の中旬を過ぎると、当月着地予想について、徐々に動き出します。月末になると、特に四半期末は、クロージングの会計処理をします。
予算編成やre-forecastの時期は毎年基本同じです。ビジネス側と作業手順をコミュニケーションしたり、テンプレートを作成したり、前もって準備します。
MSDは在宅勤務を推奨しているので、私は週1日の在宅勤務を目指しています。オフィスにいる日は、チームメンバーやビジネス部門の方と会議したり、ディスカッションしたりする時間をなるべく取るようにしています。在宅勤務の日は、データ分析や資料作成などの個人作業に集中するようにしています。

キャリアステップ

Please explain about your career steps

私は「ビジネスに詳しいファイナンスプロフェッショナル」を目指しております。確固たるファイナンス知識と経験に基づいて、ビジネスの発展や、会社の健全な財務基盤構築に貢献できる人材になりたいです。
ビジネスに関わるほぼすべての情報は財務数値として表れますので、会社が重要な経営判断をする場面で、ファイナンスとしては財務面・経営面から意見をもって提案ができて、変革をリードできる立場でなければいけないと考えております。
そうなるために、財務会計や税務に詳しくないといけませんし、自社製品の特性や競争環境などももっと理解しないといけません。更に、関連するステークホルダーが多く、経営判断にインパクトのある業務なので、リーダーシップをもっと磨いていかなければなりません。簡単なことではありませんが、努力していきたいと思います。

MSDの印象は?

What is your impression of MSD?

とても包容力がある会社だと思います。私は女性であり、外国人であり、勤続年数も短いですが、まったく働きづらさを感じません。案件によって、日本CEO・CFOに直接報告する機会にも恵まれますが、いつも真剣に耳を傾けて、ディスカッションしてくださいます。 業務では数字ベース、ファクトベースが基本で、ロジック重視です。部門の風通しがとてもよくて、情報共有はもちろん、経験が長い方やスキルが高い方は積極的にシェアしてくれます。チームメンバーと切磋琢磨できるいい環境だと思います。
部門は四半期ごとに全体会議を開き、その後のパーティーでは、普段業務で関りの少ない方と話したりします。普段組織としての飲み会はほぼないですが、仲のいい同僚とたまに自主的に飲みにいきます。

仕事のやりがいは?

 Please explain about the part of job you feel most rewarding
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医薬品は人々の命を救い、生活を改善するので、その一部に貢献できることにやりがいを感じております。製薬会社はビジネスとして成り立ってはじめて、新薬開発への継続投資が可能なので、ファイナンスとして会社の健全な財務基盤構築へ貢献することは、間接的に医薬品を患者さんに届けることに貢献していると思っております。

貢献する実感があった具体的な例を挙げるなら、たとえば、事業開発をサポートしていたとき、初期段階から関わってきた案件が契約締結になったときや、初めて他社へ出荷して売上が上がったときです。とても嬉しかったですし、達成感がありました。

また、Financial decision support specialistはビジネス部門の方と距離が近く、困難な場面は一緒に戦って乗り越えますし、成果が出たときは共に喜びます。この一体感は仕事のモチベーションになります。執行役員レベルとの距離が近く職種なので、日々の仕事の中で経営者となる方のビジネスセンスの鋭さやリーダーシップを肌で感じ、大変勉強になります。

人材育成については?

 Tell us about some of the talent development opportunities
provided by the company?


会社や上司は人材育成にとても熱心で、たくさんの機会を作ってくださいました。たとえば、私は異業種からの転職で、最初の頃はビジネスの現場を知りたくて、全国講演会を見学したいと上司と相談したら、担当部署とつなげてくださって、実現できました。
また、私はオンコロジー部門のビジネスパートナーへの担当変更が決まったとき、ビジネスの方と会話できるようにがんの知識を体系的につけたかったのですが、通常開発部門のみが対象となる研修を受講させていただき、修了試験にも参加させていただきました。
社内で人事主催研修は豊富にあり、ビジネス環境、薬価制度、オンコロジーの基礎、ワクチンの基礎などの講座は定期的に開催されます。部門でも定期的に研修を行っています。

チャレンジできる環境?

Is the environment at MSD Challenging?
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勇気をもって自発的に行動すれば、チャレンジの機会はたくさんあると感じます。
規模感の小さい例で恐縮ですが、会社では毎月中途入社社員オリエンテーションで部門紹介を実施しており、講師は各部門から派遣されます。ファイナンス部門の講師は持ち回り制をとっており、私は入社3か月目で順番が回ってきました。正直、まだフレッシュな自分がきちんと講師を務められるか不安でしたが、これを準備する中でいろいろ学びがあると考え、引き受けました。不安が多いからこそ、事前に資料を綿密に準備して、わからないことは周りの方にたくさん聞いて、なんとか無事にやり遂げることができました。
振り返ると、この機会を通して、業務であまり意識しないグローバル全体のビジネス規模や売上構成に詳しくなり、とても学びが多かったです。この例では、任せた側も引き受けた側も少々無謀だったかもしれませんが、いい意味でやる気がある人に大胆に任せる文化を反映していると思います。より規模が大きい業務に関しても、チャレンジさせる考え方が通ずるではないかと思います。

現在の目標、チャレンジしたいこと

Current Goals and things you would like to challenge
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まずはオンコロジーのビジネスパートナーとして、きちんと成果を出したいと思っています。ビジネスにより詳しくなって、数字から課題を見つける腕を磨いて、もっと改善策を提案できるようになりたいです。
機会があれば、周りの方を巻き込んで、業務効率化・高度化のプロジェクトや、他国の先進事例を日本に導入するような案件をリードしてみたいです。MSDグローバルでは、たくさんの先進事例があると思いますので、日本でもうまく活用できると業務効率が上がりますし、こういった機会を通じて、自分自身のプロジェクトマネジメント能力やリーダーシップも向上すると考えております。

入社を決めた理由

 Reasons for joining the company

私は転職先を選ぶとき、1) 業務のやり甲斐、2) 女性&外国人でも活躍できる環境、3) 成果で評価する といった3つのポイントを重視していました。業務のやり甲斐に関しては、先述の通り、申し分がなかったです。
2点目については、現場で活躍されている女性マネージャーが面接官で、社内の雰囲気を聞くこともできましたし、実際アジア人の女性ディレクターが社内にいることも聞いて、目指せるロールモデルがいるという観点で心強かったです。3点目に関しては、在宅上限日数なしといった制度の充実さから、働く時間や場所ではなく成果で評価する、フレキシブルな働き方ができることがわかりました。
更に、選考過程において、人事の方や面接官の方は終始真摯に対応してくださって、結果連絡やオファー連絡が大変迅速でした。こういった部分からも会社のスタイルを感じることができて、安心感がありました。

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