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Oncology領域においていくつかのペムブロリズマブ肺癌試験のJapan Clinical Directorを務めています。「臨床試験の成功」という目標に向かって、HQ、KOL、プロジェクトチームとの対話や意思疎通を重ねながら、プロジェクトを推進していくことが主な役割で、臨床試験の立案から承認申請・取得までの一連の開発業務における責任を有しています。期待される結果をきちんと出せるよう、チームがうまく機能しているか、最新の情報がチーム内で共有されているか、正確な情報をもとに適切な判断が行われているか、相談しやすい環境が作られているか、リスクや落とし穴は潜んでいないか、といった視点から全体を俯瞰しながら臨床試験を推進しています。

自社の強みや面白さ

What do you think are some of the company's strengths and what do you interesting about the company
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革新的な新製品の開発、新適応の追加・上市を継続的に行い、日本の医療現場に提供し続けていることは私たちの強みだと思います。ペムブロリズマブが癌の治療体系を大きく変え、たくさんの患者さんの命を救えていることに大きな喜びを感じます。その開発の最前線に携わり、歴史が作られていくという瞬間に立ち会えたことを誇りに思い、ワクワを感じています。普通ではないことを成し遂げている個々の強さ、組織の強さも私たちの強みです。

難しさや必要な能力

Please explain about some of the challenges you have faced and the capabilities needed for the job
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チームリーダーとして働く上で、メンバーが個々の力を発揮できる、リスクをとってチャレンジできる、思っていることを遠慮なく言い合える、そんな環境作りができる力を身につけたいと思います。そのためにはやはりコミュニケーション能力が重要です。コミュニケーションにおいては、相手の気持ちと背景を理解し共感する、相手の立場に立つ、を常に意識しています。また、ダイバーシティ&インクルージョン、特にインクルージョンが大切です。メンバーそれぞれが自身の担当を超えた協調や協働を積極的に進め、意見の違いや立場の違いを理解し、相乗効果を生み出していけるよう心がけていきたいと思います。

一日の流れ

Please tell us about your normal day routine
出社後、メールの確認と急ぎの案件への対応を済ませます。案件によっては、一人で判断できないこともありますので、チームと相談しながら対応します。一日の業務は日によって異なりますが、チームからの問い合わせ対応、打ち合わせ/会議への出席、ドキュメントのレビュー、試験の進捗やデータの確認を行っています。時間に余裕があるときには、論文や競合他社の状況の確認も行い、プロジェクトへ影響がないか精査します。HQとのコミュニケーションも重要です。また、プロジェクトのチームメンバーが同じフロアにいますので、なるべく時間を見つけて、Face to Faceでコミュニケーションを取っています。さらに、モニターのアポイントに同行して、Drと直接ディスカッションする機会を多く持つよう心がけています。

キャリアステップ

Please explain about your career steps

万有製薬(当時)に新人として入社後、臨床開発部門に配属され、約3年間痛み止めの開発における内勤業務に携わりました。今と違って関連部門が細かく分かれていなかったこともあり、幅広い業務を経験することができました。担当していたプロジェクトが中止となったタイミングで部署を異動し、抗がん剤開発におけるキャリアの一歩を踏み出しました。抗がん剤試験のモニターとして6年、スタディマネージャーとして3年を経たころ、自分の成長カーブが緩やかになってきたのではないかと感じ始め、今までと異なる環境で新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちが芽生えてきました。ちょうどそのタイミングでデータマネジメント部門のピープルマネージャーになる機会が得られましたので、抗がん剤開発から離れ、マネージャーとして人材育成や組織マネジメントに取り組みました。試行錯誤の繰り返しで困難や失敗もありましたが一方で大きな喜びもあり、それらの連続が私を大きく成長させてくれたと思います。マネージャーとしてまだまだチャレンジしたいことがありましたが、急激に加速している抗がん剤開発の最前線で再度頑張ってみたいという思いがあり、3年間のマネージャーを経験した後、臨床開発の現場に戻ってきました。現在、Japan Clinical Directorとして2年目を迎えています。

MSDの印象は?

What is your impression of MSD?

一言でいうと「働きやすい」です。ストレッチなことに全力でチャレンジできる環境があり、一緒に働く仲間にも恵まれています。Job posting/ジョブチャレンジプログラム、JPL、Job体験、部門間でのセコンドメントなどの機会もあり、一人ひとりが新しいことにチャレンジして、イノベーションを起こすことができる環境があると感じています。また、ここ数年の間に抗がん剤開発の経験をお持ちの方々がキャリア入社されており、現場で培った多くの経験を共有いただき刺激を受けています。既存の文化に新たな視点や価値観が混ざって変革が生み出される、まさにダイバーシティ&インクルージョンを体現しているという実感です。そして「人々の生命を救い、生活を改善する革新的な製品とサービスを発見し、開発し、提供する」。すべてがここに集約されています。日々行動していく上での指針ですので、時折立ち止まって自分の行動を振り返っていきたいと思います。

仕事のやりがいは?

 Please explain about the part of job you feel most rewarding
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Japan Clinical Directorとして、開発プロジェクトを成功させることにやりがいと使命を感じています。また、自分の経験値があがるような難しいチャレンジに挑戦できることや、プロジェクトチームとして成長できるチャンスがあることも大きなやりがいにつながっています。現在担当している試験では、患者さんの組み入れが予定通りに進まず苦しい時期が続いていました。チームでアイデアを出し合い一人一人が努力を重ねた結果、苦しい時期をチームで乗り越え、組み入れ終了に一歩近づいています。試験の結果が出るのはまだ先になりますので成功までは気が抜けませんが、MSDの使命を胸に刻みながら、患者さんのために、チームで協力して業務に取り組んでいきたいと思います。

人材育成については?

 Tell us about some of the talent development opportunities
provided by the company?


部下やチームの人財育成や自分自身の成長においては「フィードバック」を重視してきました。一人の上司から「成長課題は宝物だよ」と言われたことがきっかけです。耳の痛い話を伝えたり、言われたりすることは、決して精神的に楽ではないですが、積極的にいろんな人からフィードバックをもらうことを心がけるようにしています。

チャレンジできる環境?

Is the environment at MSD Challenging?
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「キャリアステップ」でも述べましたが、データマネジメント部門のマネージャーとして2年半経過した時期に、抗がん剤の臨床開発業務に関わる機会が得られました。マネージャーとして組織運営に携わっており責任ある立場です。マネージャーとしてもまだまだこれからというところ。途中で投げ出すわけにはいきません。ただ、せっかくの機会でしたのでチャレンジしたいという気持ちもありました。上司やお互いの部門長との相談の上、二足のわらじ、つまり部門を超えて両方の業務に従事するチャンスをいただきました。ストレッチな状況でしたが、非常に鍛えられますます強くなれたと思います。

現在の目標、チャレンジしたいこと

Current Goals and things you would like to challenge
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仕事面では、引き続き抗がん剤の開発に携わっていきたいと思います。「苦労は買ってでもする」がモットーですので、これまで以上に視座・視点を上げ、未経験の領域にも積極的に関与し自分自身を高めていきたいと思います。また、社内には多くのOpportunityがありますので、自分がいつでも次のチャンスをつかみとれるように、勉強を欠かさず自己研鑽を重ねておきたいと思います。プライベートでは、人生100年時代を生き抜けるよう体力作りやネットワーク作り、新たな趣味の探索などに意識的に取り組んでいきたいと考えています。

入社を決めた理由

 Reasons for joining the company

薬学部の出身ではありませんでしたが、大学の研究室で薬剤が生体に与える影響を調べる研究を行っており薬の作用機序や効果に興味があったこと、また、研究室の先輩方が製薬会社で活躍されているというお話を聞いていたことなどから、製薬企業への就職を考えたように思います。臨床開発に関する知識はほとんどなかったため、入社後、先輩方から叱咤激励されながら猛勉強となりましたが、尊敬できる先輩方から多くを学び、たくさんのチャレンジを経験することができました。

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